令和3年度 知的財産権制度活用優良企業等表彰でファミリーイナダ株式会社は「知財功労賞　特許庁長官表彰」を受賞しました。

■受賞のポイント

・知財担当部署である法務特許室は社長直轄の組織であり、専任のスタッフが在籍している。過去に某大手企業から特許訴訟を起こされたことで、知財が経営上の大きな武器にも危機にもなりえるという教訓から知財を重要視し、経営層の意図を直に反映した知財活動をスピーディーに実行している。

・知財の全てを自社で独占ではなく、マッサージ機業界の全体発展を図るという経営戦略に基づき、知財部門が独占と開放を選別している。基本特許は開放し競合にライセンスする一方、人間の手を再現したマッサージ機構やAI/IoT等の先端技術の特許は独占し競争力を維持している。また、社内アイデア創出システム（アイデアフェスティバル）を制定し、運用することにより新たなアイデアを創出している。

・保有特許をリストアップし、各特許に対して、営業訴求力、汎用性、残存期間、実施実績などを評価したレーダーチャートと簡単な技術説明を記載した冊子を毎年作成し、経営層とも共有しており、棚卸しにも活用している。また、毎年、自社及び競合企業の特許を洗出し、自社特許との比較、他社製品の侵害分析、自社製品の侵害分析、及び特許有効性分析を行い、常に勝つための権利行使の準備をしている。

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