2013年3月、ファミリー株式会社は創業50周年を迎えました。半世紀に及ぶこの時間を振り返れば、まさしく創業者稲田二千武が目指した健康文化の普及にありました。「世界の人々の笑顔を願い、心身の健康に貢献する」という経営理念は、マッサージチェアというカタチになり、日本国内はもとより、今ではアメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界70カ国以上の人々にご愛顧いただくまでに至りました。ここまで来られましたのも、皆様方の暖かいご支援、ご愛顧があったからこそと感謝いたす次第です。

これまでファミリー株式会社は、国内はファミリー、海外はイナダの名でブランド展開をおこなってきました。「ファミリー」は“社員が家族のような絆で結ばれた会社にしたい“、“マッサージチェアを一家に一台使っていただきたい”という思いを込めた社名ですが、海外で「ファミリー」は一般語とみなされ、社名とすることができませんでした。そこで初めての海外進出となったアメリカでは「イナダ」というブランドを立上げ、「イナダ」「ファミリー」という2つの名を使ったのです。

そして20年以上経った今、海外ではすでに「イナダ」の名は浸透し、「マッサージチェアといえばイナダ」と言われるまでに成長しました。だからこそ、今後の世界戦略上、ブランド統ーは避けられない課題でした。そこで、2013年7月1日より、ファミリー株式会社はファミリーイナダ株式会社に社名を変更いたします。50周年を期して世界ブランドとして統一し、「ファミリー」という名前につけた思いを海外とも共有 し、また日本も「イナダ」という世界ブランドの輪に入り、統一ブランドの下、今後はさらに幅を広げ、健康産業全般への参入も図っていく所存です。

その象徴として、ロゴ及びロゴマークを変更。創業の精神を継承していくために「FAMILY」のロゴを冠に掲げ、次なる夢を継承していくために「INADA」をメインロゴに採用。企業としての使命を継承していくために「3つの椅子(健康の椅子、家族の椅子、幸福の椅子)」をロゴマークとしました。全体に丸みを持たせることで、ビジネスフィールドに地球規模というサイズを示し、世界統一ロゴとして発信していきます。

マッサージチェアの市場は、世界市場レベルでみれば、まだまだ未聞に近い市場です。50年という時間を経た今だからこそ、ファミリーに与えられた健康文化の普及という使命のために、国内外のすべての英知を結集して、企業としての役割をまっとうしていきたいと考えています。そして、国内外のブランドを統合することにより、ワールドワイドなニーズを掘り起こし、日本品質と呼ばれる製品技術を浸透させていきたいと考えています。

今後のファミリーイナダ株式会社にご期待ください。